説明書を読まなくとも、リモコンのスイッチ・ボタンを操作すれば、なんとなく操作法がわかってしまうほどの簡潔さが特徴なのが暖房エアコンです。オン・オフ、温度調整、湿度調整、タイマーが備わっています。タイマーはその字のごとく、時間を操作しているボタンです。よく調理器具で何分クッキングとやっている、キッチンタイマーによく似ています。もっとも装置そのものは、似て似つかぬものですが、タイマーは時間の長さが違うぐらいです。
暖房エアコンのリモコンでは、切りタイマー、入りタイマーとして、ボタンを押すごとに30分、1時間、2時間と時間が延びていきます。もし、暖房エアコンをかけて、1時間後に電源をオフにしたければ、2回切りタイマーを押せばオフにできるのです。しかし、そのあとにタイマー設定を有効にするための予約ボタンを押さねばなりません。そうした2度にわたる操作については、リモコンを操作しているうちに理解したということよりは、あらかじめ説明書を読んで操作して覚えておくことのほうがわかりやすくなります。入りタイマーについても同様の手順で、3回押せば2時間後に電源をオンできる、それを予約ボタンで有効にする、という順序です。
キッチンタイマーと比べると、長い時間を設定することの多いのが暖房エアコンでありながら、強にセットすると温まるまでにはそう時間はかかりません。でも急速暖房の使いすぎは、電力の消費も多くなることから、弱にセットするほうが節電になります。一度温めてしまえばのちも温かいということもいえなくはないし、当初の寒さをすぐに温めるには強にしておくほうが早いけれども、結局のところ体感温度として温かいと感じるのはオン状態にしているときに限られます。オンからオフへスイッチを切りかえたとたん、すぐに元の温度に戻ってしまい、寒さがじわっと広がってきます。そこでは強弱のパワーが有効とはいえず、たんにオンにしているかオフにしているのか違いのほうが影響しています。